← 作品一覧109 · 8 コマ
レモンと唐辛子のあいだ
レモンクッキーと唐辛子のスプレッド。味の違う二つのおやつには、どんな思い出がこもっているのだろう。
原典に着想を得た創作登録不要・全作品無料
自分のペースで読んでください。
物語午後、ジンとアラは近所のカフェで会った。
温かいお茶が来ると、二人は持ってきたおやつをテーブルに置いた。
ジンレモンクッキーを焼いたんだ。これはアラに。
ジンは口を折った紙袋をアラのほうへそっと押した。
アラ開けたらレモンの香りがするね。
袋には淡い黄色の丸いクッキーが入っていた。
アラ私も、ジンを思い出して持ってきたものがあるよ。
アラは赤みがかった唐辛子のスプレッドの小瓶をジンに渡した。
ジンねえ、どうしてこれを選んだの?
ジンは手にした小瓶とアラの前のレモンクッキーを交互に見た。
アラこの前、クラッカーに辛いものをのせたいって言ってたでしょ。
アラは皿のクラッカーに唐辛子のスプレッドを少しのせて見せた。
ジン僕は、レモンの香りが好きだって言ってたのを思い出したんだ。
ジンは開いた袋を指さしながら、この前の話を思い出した。
アラお茶一杯に、話が二つだね。
二人はレモンクッキーとピリ辛のクラッカーを並べ、お茶を飲んだ。
タルムードからのひと言
甘い贈り物に辛い品が返ってくると、アバイェは、ラッバが味の違いについて何か言うだろうと想像した。
原典の趣旨を私たちの言葉で表現しています・直接の引用ではありません
Megillah 7b:2–3 · 原典を読む ↗今日の気づき
自分が持ってきたものとはずいぶん違うおやつを受け取ったジンは、アラにどうしてそれを選んだのか聞きました。アラは、ジンが前に探していた味を覚えていました。ジンもレモンクッキーを選んだ理由を話しました。思いがけない贈り物を受け取ったとき、選んだいきさつを聞くと、品物を見ただけでは分からなかった気持ちが伝わってくることがあります。
この作品のための現代的な解釈
自分に残したい問い
思いがけない贈り物をもらって、相手は何を思い出して選んだのだろうと気になったことはありますか?
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原典と脚色について
Megillah 7b:2–3は、ユダヤ教の祝祭プリムに食べ物を贈り合う場面を伝えます。ラッバはアバイェを通して、マレイ・バル・マルにナツメヤシの実と炒った穀物の粉を贈り、マレイはショウガと長コショウを返礼に贈ります。アバイェは、受け取った品について二人がそれぞれ何と言うかを想像します。一言の知恵は、そのうち第3節でアバイェがラッバの反応を想像する箇所の意訳です。ジンとアラ、カフェ、レモンクッキーと唐辛子のスプレッド、品を選んだ理由とせりふは、この場面をもとにAIを活用して作った現代の創作です。
原典を読む ↗AI生成の絵・創作による脚色